第1章
第5話
妄想

翌日、娘を幼稚園に預け自宅に帰りいつにも増して自慰に耽ってしまいました。
今日、私は、見ず知らずの方に犯されてしまうかもしれないのです。
しかも大勢の観衆の前で淫らな姿を露わにしてしまうのかもしれないのです。
そう考えると、普段の自慰以上に激しく自らを慰めてしまっていました。
たまたま買い置きしてたズッキーニを陰部に差し入れ見ず知らずの方とのSEXを妄想したのです。(挿絵
何度も何度も激しく気をやってしまいました。
それでも朦朧としながらも、幼稚園のお迎えには間に合うように時刻は気にしていました。
シャワーを浴び、幼稚園にお迎えに行って、その足で実家に娘を預けに行きました。
今では、毎週の日課になってしまっていますが、この時はこれから身に起きる事への不安と期待・・・。
それに両親に対する罪悪感で心がいっぱいになっていました。
途中、娘が屈託のない笑顔で話す幼稚園での話も、気はそぞろというのか生返事を繰り返してしまう始末でした。
幸い実家に到着すると、両親はめちゃくちゃ喜んでくれ少しホッとしました。

『たまには羽を伸ばしておいで。二人でゆっくり過ごして来たらいいよ。』

父の優しい言葉かけが胸に突き刺さる思いでした。
両親は二人目を期待しているのかも知れません。
私的にはもうこれ以上、子供に振り回されるストレスはご勘弁願いたいのが本音でした。
やっと娘も来年からは小学生になり手が離れるのです。
つわりから始まる産前産後の苦しみ、寝る間もない2〜3時間置きの授乳・・・。
そんなことをもう一度なんて、いくら子供が可愛くてももう無理だと思います。

両親は娘に夢中になって腰を抑えながらも遊んでくれています。
こうやって両親を久しぶりに見ると随分老けたと実感します。
私は、2Fの座敷で出かける夕方まで羽を伸ばし昼寝をさせてもらうことにしました。
昨晩は、ほとんど寝付けず、今日も午前中に激しく自慰に耽ってしまったため、とても気だるかったのです。

座敷にせんべい布団を引いて横になるとすぐに夢の中に堕ちていきました。

『俺らに犯されに来たんだろ!淫乱女!』

「ち、違います・・・カップルさんと・・・」

『はぁ?ここは輪姦サークルだぜ。他に女なんかいねえよ。今日はあんたが獲物だ。』

「そ、そんな!あなた!どこにいるの?」

『あはは。旦那はもうとっくに帰ったよ。いい商売だぜ。一人1万も取りやがった。』

「う、うそ・・・そんなはずない・・・」

『馬鹿言ってんなよ。あんたは愛する旦那に売られたのさ。
今日は男10人だからな。朝までやっても終わんねえかもな。』

「そ、そんな、私帰ります・・・お金返しますから・・・」

『はぁ?今更何言ってやがる。金返す?どうやって?あんたの荷物は旦那が持って帰っちまったぜ。』

「う、うそ・・・そ、そんな・・・」

『荷物も財布も何もかもねえだろ?あんたはもう逃げられねえんだよ。』

「お願いします。こんなこと聞いてないです。帰らせて下さい。お金は後でキチンと返しますから。」

『アホかオメェ。ここはあんたがどんなに叫んでも全く外から聞こえねえし見えねえ。
しかも鍵はオートロックで暗証番号は俺しか知らねえねえんだ。
こうやってわざわざあんたの旦那に頼まれてみんな集まって来てやってんだよ。
今更、はいそうですかで帰せるわけねえだろ。恨むなら旦那恨みな。
分かったか?あんたに選択権はねえんだよ。あはは。ほらみんなで脱がせちまえ!』

「きゃ!や、やめて!きゃ〜〜〜〜〜〜」

『あはは。こいつごちゃごちゃ抜かしてるわりにやる気満々だぜ。この紐Tバック見て見ろよ!』

(あははは・・・・すげえぇなぁ・・・なんだよこれ・・・あははは・・・めっちゃ淫乱なんじゃね?)

「お、おねがいやめて・・・い、いや〜〜〜」

『ほ〜れ。ブラも外そうね・・・ひひひ・・・なんだよこのエロ乳首。超勃起してんじゃん。』

「い、いや〜〜〜触らないで!だめ・・・脱がしちゃだめぇ!!!!」

『ひゅ〜・・・剛毛マンコが丸見えだぁ!あはは。おぉ!こいつ濡らしてやがる。あはは。』

「い、嫌ぁ・・・見ないで!触らないで!あひぃ!!いやぁ!!だめぇ!!あくっ!!」

『あはは。超敏感じゃねえか。身体中男の手が這いまわってたまんねえだろ?』

「だ、だめぇ・・・あひっ・・・あ、あぁ・・・い、いやぁ!あくっ・・・そ、そこは・・・ひぃぃ!」

『胸は小せぇけど、感度は抜群だなぁ。乳首がコチコチだぜ。』

「い、いやぁ・・・そ、そんなに扱いちゃ・・・あひっ・・・だめ・・・あぁ・・・」

『ひひひっ・・・びしょびしょだぜ・・・しょんべん漏らしたみてぇだぜ・・あはは』

「だ、だめぇ・・・そんなとこ擦っちゃだめぇ・・・あひぃぃぃっ!!!」

夢の中で私は、大勢の男性に囲まれ、服をはぎ取られ、身体中を弄られていました。(挿絵
すごく嫌なのに身体中からゾクゾクする快感が沸き上がって来るのです。
私は、徐々にその異常な状況に陶酔していくのです。

『ほれ!そこに横にならせろ!まずはこいつに骨の髄まで快感を味合わせてあげようじゃねえか。ひひひ。』

「だめぇ!そんなの入れちゃだめぇ!あっあっあっ・・・あひぃぃ!!な、何これ!あぁぁ!」

『あはは。あんたバイブも使ったことねえのか。あはは。たまんねえだろ。ほれ乳首はローターあててやるか。』

「だ、だめぇ・・・・!!!あひっ〜〜〜〜〜!!!     っんが・・・あ、ぁぁ・・・」

『おめえ、今逝っただろ!逝くときは逝くって言わなきゃな。ほれケツ出せ!』パシンっ!!

「ひぃぃぃっ!!!」

『あはは。逝くときは逝くって言うんだぞ。お仕置きするからな。ほれ、口が空いてるぞ。チンポしゃぶれ!』

「う、ぶぶぶぶちゅぶほ・・・・・・。」(挿絵

『あはは。旨そうにしゃぶりやがって。電マは使ったことあるのか?その感じだとねぇわな。あはは。ほれ!!』

「ぶふぁ!あひぃぃぃっ!!!あがぁぁぁぁ・・・だめぇ!あひぃぃぃぃっ!!!」

『すげえだろ!クリに響くだろ!ほれチンポしゃぶってろ!』

「ぶぶぶ・・・ぶふぁ!あひぃぃっ!!だめぇ!!!逝くぅっ・・・逝っちゃうぅぅ!!!あぐっ  」

『あはは。ビクビク震えてるぜ。エビぞりしてやがる。あはは。』

「はふぅ・・・はぁはぁ・・・」

『爺ちゃん、爺ちゃんのデカマラでマンコ広げてやれよ。10人分のチンポ挿れても擦り切れねえようにな。』

「はぁはぁ・・・ひっ!!だ、だめ・・・そ、そんなの挿いらない!!い、いやぁぁぁ!!」

その瞬間に私は目を覚ましました。覚ましたというより飛び起きたのです。
夢の中で70過ぎとも思われるお爺さんの股間にそびえる巨大なおちんちんを陰部にあてがわれ、挿って来ると思った瞬間に目が覚めたのです。
寝汗を酷く掻き、全身びっしょりと汗を吹いていました。
恐る恐る陰部に手を這わせると、Tバックのショーツが陰部にめり込み、ぐっしょりと濡れそぼっていました。
時刻を見ると、もう30分ほどで夫との待ち合わせの場所へ出かけないといけない時間でした。
1階のリビングからは娘の屈託ない笑い声が響いていました。

私は、元の自分の部屋だった隣の部屋に行き、ビショビショになった洋服を脱ぎ捨て、学生時代に着ていた真っ白の膝丈ワンピースに着替えました。
学生時代に使っていた小さなポーチを見つけ出します。
お財布の中身、カード類などを一旦全部抜いて1万円だけ忍ばせ、スカスカになったお財布をポーチに入れます。
あとは、ハンカチをポーチに入れて完璧です。
念のための水色のペーズリー柄の薄手のワンピースを小さく畳み紙袋に入れて持って出ることにしました。
これはかなり薄手なので、アイボリー色のニットのサマーカーディガンも念のため紙袋に入れておきました。
白のワンピースはちょっとしたことで汚してしまう恐れがあるからです。
一応、今日行くところが、どんなところか分からないので個人情報になるものは全て持たないようにしました。
本当は、下着も取り換えたかったのですが、流石にそれは置いてませんでした。
仕方なく2階の洗面所でショーツを脱いで、よく石鹸で洗いました。
陰部もハンドタオルを水道水で濡らし、何度も何度も優しく拭き上げました。
優しく拭いても、身体がその度にビクンっとのけ反ってしまいました。
それでもぐっしょりと濡れた陰部をそのままにできず、優しく可能な限り拭き上げたのです。
洗って軽く絞ったショーツを履くと、陰部にぬるりと滑り込み、思わず小さな吐息を漏らしてしまいました。
捲り上げたワンピースの裾を直し、小さなポーチと汗で汚れた服を持って階下におりました。

「ごめん。昼寝したら寝汗かいちゃった。洗っておいてくれる?」

『あらそう・・・体調悪いの?』

「ううん。たぶんちょっと疲れてたんだと思う・・・じゃあ、まみのことよろしくね。」

『まみは大歓迎よ。二人でゆっくり羽伸ばして来たらいいよ。』

「ありがとう。じゃあ、明日、迎えに来るねぇ。本当にお世話かけます。じゃあ行ってくるね。」

『は〜い。送ろうか?』

「あ、バスで大丈夫よ。ありがとう。いってきま〜す。」

私は、娘を実家に残し、最寄り駅までのバスに乗りました。
実家は新興住宅地で、最寄りの駅までバスで15分揺られなければなりません。
両親がまだしっかりしてたころは、車で送り迎えも当たりまえでしたが、少し怖くて頼めなくなっていました。
バスに乗り込むと私と、最後列に50代ぐらいの男性だけでした。
新興住宅地では、朝は駅に向かう乗客で込み合いますが、夕方は、逆方向となりいつもガラガラなのです。
バスに乗り込み15分ほど、最前列の座席でウトウトしていました。
最前列は、降りる時にすぐに降りれるので、都合がいいのです。
ちょっとタイヤの出っ張りが高いので座ると膝が高く上がりパンツが見えそうになってしまう問題もあります。
なので乗客が多い時は、最前列には座りません。
今日は、最後尾におじさん一人しか乗ってないので、問題なしです。
先ほど、変な夢にうなされたからでしょうか。一気に霧の世界に引き込まれ熟睡してしまいました。
駅前に到着するアナウンスで目を覚ますと、先ほどの男性客がすぐ私の隣に立っていました。
一瞬、ドキッとしました。スカートの裾が少し上がっていたのです。
しかも寝てしまったためか脚が緩んで開いてしまっていたのです。
慌てて脚を閉じスカートの裾を直しました。(挿絵
きっと男性は、駅に近づき両替に運転席まで来ただけだったのだと思います。

「もしかしたら見られちゃったかも・・・」

私は内心そう思いましたが、もう今更どうしようもありません。後の祭りです。
駅前について席を立つと男性客が背後に接近してきました。
降車するのだから当然なのですが、何か得体のしれない不安を感じました。
その時です。

「あっ!    ひっ・・・」

突然後ろの男性がスカートを捲りあげ、私の臀部に指を這わせたのです。(挿絵
それと同時に私の耳元に顔を寄せて囁きます。

『奥さん、やらしいマンコじっくり拝ませてもらったぜ。
見られたかったんだろ?ワザと寝たふりして脚開いて腰突き出して・・・すげぇ濡れてたぜ。』

「あぁ・・・いや・・・やめて・・・」

私は、運転手さんに聞こえない様に呟くような小声で拒みます。

『あはは・・・何言ってる。こんなにヌルヌルじゃねえか。今からどうだ?どっかにしけこもうぜ。』

「だ、だめ・・・です。夫と約束しています・・・あひっ・・・あぁ・・・・」

『何だよ。自分から腰突き出してよがってるくせに・・・。ひひひ・・・」

「ち、違います・・・突き出してなんて・・・あぁ・・・あひっ・・・だ、ダメなんです。本当に・・・」

『ほら、ショーツが割れ目に食い込んでぐっしょりだぜ。欲しんだろ?旦那なんかすっぽかせよ。』

「ぃ、いや・・・ぁひっ・・・ごめんなさい。本当に今日は、ぁっぁっ・・・ダメなの・・・」

『仕方ねえなぁ。これ俺の携帯番号だ。いつでも相手になってやるぜ。デカチンポ欲しいんだろ?』

「・・・。」

男はそう言いながら小さなメモ書きを私に渡すとそのまま先に降りてあっという間に消えてしまいました。
なんで痴漢されているのに謝ってしまったのか分かりませんでした。
でも謝らないといけない気がしたのです。
私は、しばらく呆然と立ちすくみましたが、運転手さんの「降りて下さい」のアナウンスで我に返りました。
男に貰ったメモ書きを捨てればいいのにポーチの財布に忍ばせバスを降りました。
真夏の西日が私を照らし、私の身体も心も溶かすかのように感じました。
少し不安もあってショーウィンドーで後姿を確認すると、お尻部分を濡らしてしまっていました。
着替えを持って来て大正解でした。紙袋でお尻を隠しながら駅のトイレに急ぎました。
トイレに入ると我慢の限界とばかりに大量におしっこが溢れ出しました。
ヌルヌルに濡らしてしまったショーツをよ〜くトイレットペーパーで拭き取りました。
もちろん、陰部もよくウオッシュレットで綺麗に洗いました。
ウオッシュレットを充てると身体がヒクヒク震え快感を脳に送り込んできました。
ついもするとその快感に委ねそうになりましたが、自制しました。
夫との大事な待ち合わせがあるのです。
私は、トイレの個室で白ワンピースを脱ぎます。
下着姿になると着替えのワンピースをそそくさと身に着け、サマーカーディガンを羽織りトイレを後にしました。
脱いだ白ワンピースを紙袋にしまい持って行くのもどうかと思い駅ロッカーに預けました。
小さなポーチだけを持ち、急ぎ電車に乗りこむと、そこそこ人が乗っていました。
私はドア際に立ちぼ〜っと外を見ながら自分のことを回想していました。

「いったいどうしちゃったんだろ。このところの私ヘンよ。はぁ・・・・」

私はため息をつきながら、心の中でそう呟いていました。
ほんの半年前までは自分で慰めるなんてことはしたことも考えたこともなかったのです。
でもそれがいつの間にか日課になり、しかも今日昼に見たような夢を何度も見ていました。
その度に酷い寝汗を掻いて、陰部をしとどに濡らしてしまっていたのです。
もちろん夫はそんな私のことには一切気づいてないと思います。
夫は私を家庭内盗撮することに夢中なのです。
たぶん自分の快楽のことにしか頭が回っていないと思います。
私をチャットで見ず知らずの男性に晒して、それで興奮してオナニーしているのです。
幸い使ったティッシュをトイレで流してくれてるようで、その処理まではしないで済みました。
いつも必ず、深夜にトイレで何度も何度も水洗を流しているのです。
私は、チャットのことを知ってからは、夫が夜中にPCを触ってる間、寝室でずっと寝れずにいました。
今、チャットで私を見られてる。
見ず知らずの人の慰み者にされている。
そう思うと心臓がバクバクと鼓動を早めて寝るどころじゃなかったのです。
流石に夫がいる時に自分を慰めることはしませんでした。
でも、朝、夫が出勤し、娘を幼稚園に送るともう我慢の限界でした。
狂ったように陰部を弄り、快楽を貪っていたのです。
電車の中で立ちすくみながら、そんな自分を回想していました。
どうしてこうなったのか、考えても答えは出ませんでした。

だからこそ、今日、夫と「SAKURA」さんに行くことで、何らかの答えが出るような気がしました。


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